笑顔の若田飛行士「船内でグッスリ休んだ」「長丁場のミッション頑張る」…ISSで会見

国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在を始めた若田光一・宇宙飛行士(59)が14日夜、ISSからオンラインで記者会見を開いた。若田さんは2014年以来8年ぶりとなる宇宙滞在について、「昨日のことのように体が無重力環境を覚えていて、自然に対応できている」と笑顔で話した。
若田さんは、米民間宇宙船クルードラゴンに初めて乗り、今月7日にISSに到着。搭乗経験のある米スペースシャトルやロシアの宇宙船ソユーズと比べ、「打ち上げから(ISSへの)ドッキングまで、スムーズだった。操作も簡易で、船内でぐっすり休むことができた。洗練されたシステムだ」と振り返った。
ISSには約半年滞在し、将来の月探査を見据えた実験などに取り組む予定だ。若田さんは「長期滞在はマラソンに例えられるが、心身の健康に留意し、地上と連携して長丁場のミッションを頑張りたい」と意気込みを語った。