五輪汚職、4ルート目立件へ 元理事、ぬいぐるみ受託収賄疑い

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会マスコットのぬいぐるみを販売した「サン・アロー」(東京)から賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部が受託収賄の疑いで、大会組織委員会元理事高橋治之容疑者(78)=同容疑で再逮捕=を立件する見通しであることが16日、関係者への取材で分かった。同社から計約800万円を受け取ったとみられる。
高橋容疑者は既に3回逮捕されている。今回の4ルート目は公式ライセンス商品に絡む疑惑。高橋容疑者はサン・アローの依頼を受け、マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」のぬいぐるみのライセンス契約などを組織委側に働きかけたとみられる。