SNS(ネット交流サービス)で知り合った女子中学生の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助容疑で逮捕されたさいたま市緑区の会社員、野崎祐也容疑者(28)が「複数のSNSのアカウントを使い、自殺願望のある他の女性ともやり取りしていた」と供述していることが、捜査関係者への取材で判明した。神奈川県警は、野崎容疑者が心理的に不安定な女性を狙って繰り返し接触を図っていたとみている。
県警や捜査関係者によると、野崎容疑者は9月20日、横浜市に住む女子中学生と東京都内で落ち合った。電車でさいたま市内に移動し、野崎容疑者の自宅などに滞在。23日夜、相模原市の山中にある橋に女子中学生を車で連れて行き、自殺を手助けしたとされる。女子中学生は橋から飛び降りたとみられ、6日後に橋から約1・5キロ離れた川から遺体で見つかった。
捜査関係者によると、野崎容疑者のスマートフォンを解析したところ、複数のSNSのアカウントで、自殺願望をほのめかす投稿をした女性数人とやりとりしていた形跡があった。野崎容疑者も同様の説明をしているという。アカウントの中には凍結されたものもあった。亡くなった女子中学生についても、自殺願望をほのめかすSNS上の投稿に対し、野崎容疑者が返信する形で接触を図っていた。
また野崎容疑者がネットで自殺場所や方法を検索し、女子中学生に提案していた疑いがあることも判明。県警は野崎容疑者が女子中学生の自殺に積極的に関与したとみている。【鈴木悟、牧野大輔、田中綾乃】