NHKの受信契約者の個人情報を不正に取得したなどとして、不正競争防止法違反(営業秘密領得)と威力業務妨害罪などに問われたNHK党党首の元参院議員・立花孝志被告(55)の控訴審で、東京高裁は24日、懲役2年6月、執行猶予4年とした1審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却する判決を言い渡した。田村政喜裁判長は「何ら関係のない第三者を巻き込むような悪質な態様だ」と述べた。
1審判決によると、立花被告は2019年9月、NHK受信料の集金人だった男(有罪確定)と共謀し、集金用端末に表示された契約者の氏名などの情報50件を動画撮影して不正に取得。同11月にはNHKに電話で「個人情報を拡散する」と話し、業務を妨害するなどした。
被告側は1審で「正当な政治活動だった」と無罪を主張。地裁が「個人情報を人質のように利用し、政治活動としての許容範囲を超えている」として退けたため、控訴していた。