国内最後のゴーラル「ホンホン」死ぬ 京都市動物園 がんで衰弱、安楽死

京都市動物園(左京区)で飼育していたウシ科のゴーラル「ホンホン」が死んだ。18歳で国内最後のゴーラルだった。
園によると、ホンホンは4月末に左下顎に腫れがあったため、検査したところ、6月に上皮性がんと診断された。治療が困難で、今月上旬から食欲が落ちてやせ、立てなくなったため、19日に安楽死させたという。
ゴーラルはニホンカモシカと同様、雄雌ともに2本の角があり、ネパールなどの険しい山岳地帯で生活している。ホンホンは日本カモシカセンター(三重県、2006年閉所)で生まれた。