誹謗中傷にストレスや不安 田中聖被告、再犯を反省

覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われたアイドルグループ「KAT―TUN」の元メンバー田中聖被告(36)は27日、千葉地裁松戸支部で開かれた公判の被告人質問で、再び薬物を使ったのは「自身の弱さや甘さからだった」と述べた。社会復帰を目指す中、「ネットなどの記事や交流サイト(SNS)での誹謗中傷を受けて不安やストレスが募った」と振り返った。
黒いスーツ姿の田中被告は逮捕時の心境を問われ「パニック状態だった」と説明。取り調べで覚醒剤を名古屋地裁の判決前の6月に購入したと供述したが、実際は「2月に入手して自宅に置いていた。押収されずに残っていた」と強調した。