広瀬川沿いの群馬県営水力発電所「関根発電所」(前橋市関根町)の稼働停止に伴い、水の騒音や付近の住宅などへ水しぶきが発生しているとして、山本一太知事は10月31日、来年2月に対策工事を実施すると発表した。県の測定では、騒音は走行中の自動車内や会話と同程度とされる60デシベル以上で、住民から苦情が相次いでいた。
発電所は1967年に運転を開始。最大使用水量は毎秒99立方メートルで、33カ所の県営水力発電所で最も多い。2020年2月の定期点検時のミスで設備が水没して稼働を停止した結果、本来は発電設備を流れる水が迂回(うかい)水路に集中した。
緊急対策として透明なアクリル板を近く設置するほか、来年2月に水を通す管やカバーを設置する。来年度中に発電所の修理にも着手し、前倒しも検討する。住民説明会は9月に続き、11月にも実施する。山本知事は臨時記者会見で「迷惑をかけている地域住民に心からおわびする」と陳謝した。【田所柳子】