【王将社長射殺】逃走用二輪車盗に同じ暴力団関係者 組織的関与か

「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)の社長だった大東隆行さん=当時(72)=が2013年に射殺された事件で、逃走用に使われたとみられる二輪車の盗難に、田中幸雄容疑者(56)=殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕=が組幹部を務める暴力団の関係者の男が関わっていた疑いがあることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
二輪車の盗難には田中容疑者も関与していた疑いがあり、京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、事前の準備を含めて暴力団が組織的に関わっていた可能性も視野に背後関係を調べている。
捜査関係者によると、男は特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系石田組に過去、関係していた人物。防犯カメラの捜査などから、田中容疑者とともに二輪車の盗みに関与した疑いがあることが分かったという。
射殺事件の逃走用に使われたとみられる二輪車は小型オートバイとバイクで、事件の約2カ月前の13年10月8~9日に京都で相次いで盗まれた。バイクが盗まれた飲食店の防犯カメラには、福岡県内ナンバーの軽乗用車から降りてきた2人組の男が盗んでいく様子が映っていた。事件後、2台は現場の北東約2キロのアパートなどで見つかり、小型オートバイのハンドルからは、銃を撃った時などに残る硝煙反応が検出された。
二輪車の窃盗は20年に時効を迎えているが、捜査本部は男と田中容疑者の関係性などを慎重に調べる。