JR東日本秋田支社が11月から、駅ホームに設置しているゴミ箱を撤去することになった。家庭ゴミの持ち込みなどが理由。駅のゴミ箱撤去は同支社以外でも進められ、大手コンビニでも同様の理由で店内でのゴミ箱設置が増えている。不特定多数が利用する場所のゴミ箱の状況が変化してきている。
JR東日本秋田支社によると、ゴミ箱は11月から管内の全141駅で撤去する。新幹線、在来線いずれも対象。ただ、改札から近く、駅員の目が届きやすい場所などは残す。
「家庭ゴミなどの持ち込みはご遠慮ください」。JR秋田駅のホームに設置されているゴミ箱には、11月からの撤去を伝える貼り紙とともに、家庭ゴミを捨てないよう呼び掛ける注意書きが記されていた。
ゴミ箱撤去は新型コロナウイルス対策やテロ対策のほか、家庭ゴミの持ち込みが理由に挙げられる。これまで特に朝の通勤時間帯に捨てられていたという。管内の駅でゴミ収集を担当する男性は「平日午前6時台や7時台が多い。生ゴミが捨てられていたこともある」と話す。
同支社以外でも撤去は進められている。JR東日本東北本部(仙台市)は、昨年8月から同様の理由で原則として撤去し、盛岡支社も新幹線、在来線とも昨年7月から順次撤去した。
コンビニ店も鉄道会社同様、家庭ゴミの持ち込みに苦慮している。セブン―イレブンは「店舗に設置しているゴミ箱は、あくまでも店舗のお買い物で生じたゴミを捨てていただくもの」(広報担当者)として、約10年前から店外ではなく、店舗内に設置するよう各店に推奨している。
ローソンも2015年3月から店内へのゴミ箱移動を始め、これまでに全国の8割以上の店舗が店内設置になったという。担当者は「店内に設置すると従業員の目が行き届いて清潔に保てるほか、各自治体が進める分別に対応した捨て方を案内できるようになった」とする。
ゴミ箱撤去について、JR東日本秋田支社は「今後もお客様が安心して利用できる環境の維持向上に努めていく」としている。