高齢女性からだまし取ったキャッシュカードで現金を引き出したとして、大阪府警特殊詐欺捜査課は１２日、窃盗の疑いで、大阪府岸和田市極楽寺町の無職、森田爽慎(そうま)容疑者（２３）を逮捕した。森田容疑者は特殊詐欺グループの中で、「受け子」や「出し子」の上位にいる回収役とみられる。「お金を引き出したり、受け子や出し子に指示をした覚えはありません」と容疑を否認しているという。
府警は１１日、森田容疑者の顔写真を公開し、情報提供を呼びかけていた。府警によると、森田容疑者は翌１２日午前、「手配のあった森田です」と府警南署へ出頭してきた。
逮捕容疑は何者かと共謀し、６月２３～２４日、兵庫県宝塚市の８０代女性に商業施設の職員などをかたって「カードが不正に利用されている。口座を止めなければいけない」などと電話をし、キャッシュカード２枚を窃取し、計約１５０万円を引き出したとしている。