青森・弘前市でドラム缶の中から見つかったのは、コンクリート詰めにされた男性の遺体だった。
遺体で見つかった男性は、7年前から行方不明になっていた、平塚崇さん（当時26）。
警察は、平塚さんに暴行を加えて死なせた疑いで、愛知・小牧市の内装会社代表・勝田茂容疑者（51）と、当時この会社で働いていた奥村博容疑者（49）ら、男4人を逮捕した。
事件は、2015年2月上旬頃に起きた。勝田容疑者らは、下請け会社の従業員だった平塚さんの胸や腹などに暴行を加え、自宅で死亡させた疑いが持たれている。
勝田容疑者を知る人は、半年ほど前の様子をこう話した。
（Q.最後に勝田容疑者を見かけた時の様子は？） 勝田容疑者を知る人： 困っている感じ。とにかく困っているみたいな。
事件が発覚したのは、犯行から7年が経過した2022年2月の通報だった。
「『たかし』という男が勝田らに殺された」
この通報を受け、警察が勝田容疑者らに任意で事情を聞いたところ、「ドラム缶に遺体を詰めて、青森県内に車で運んだ」と供述した。
小牧市から青森・弘前市までの距離は、約900キロ。車で11時間以上かかる。
警察は、8月中旬に弘前市内の資材置き場でドラム缶を発見。中から、コンクリート詰めにされた平塚さんの遺体が見つかった。警察は4人の認否について明らかにしていない。
平塚さんの母親は、警察を通じて「どんな理由があったとしても犯人を許せない」とコメントを出した。
警察は、勝田容疑者らが、暴行を受けて死亡した平塚さんの遺体をドラム缶に詰めた後に車で運び遺棄したとして、犯行の動機などを調べている。
（「イット！」11月17日放送より）