「国の違法性認められなければ“えん罪作り出す国”のまま」 東住吉女児死亡火災で再審無罪の母親 国賠訴訟・控訴審が結審

27年前、大阪市で当時11歳の女の子が死亡した住宅火災をめぐり、殺人罪などで無期懲役が確定した後、再審無罪となった母親が国と大阪府に損害賠償を求めた裁判の控訴審が、大阪高裁で結審しました。
青木恵子さん(58)は27年前、東住吉区の自宅で、長女(当時11歳)が死亡した火災をめぐり、無期懲役の判決が確定しましたが、その後の再審で無罪となりました。
青木さんは、国と大阪府に損害賠償を求めて提訴し、1審の大阪地裁は警察の取り調べの違法性を認めた一方、検察の捜査は「違法とまでは言えない」として、請求の一部を退けました。
18日の控訴審で青木さんは、「国の違法性が認められなければ、日本は『えん罪を作り出す国』のままです」と主張しました。
一審では、大阪地裁が和解を勧め、青木さん側が応じる意向を示した一方、国側は応じませんでした。
控訴審は、18日の弁論でいったん結審しましたが、大阪高裁は和解に向けた協議を続ける構えです。