「学問の神様」で知られる太宰府天満宮(福岡県太宰府市)は22日、国の重要文化財に指定されている本殿の大改修を2023年5月から始めると発表した。祭神・菅原道真の没後1125年に当たる27年の式年大祭に向けた事業で、本殿の大改修は124年ぶり。約3年の改修期間中は仮殿を設ける予定で、そのデザインも公表された。
本殿は約430年前に再建されており、大改修は明治以来。今回は檜皮(ひわだ)葺(ぶき)の屋根のふき替えや漆塗りの修復、防災工事などをするという。本殿の改修に先立って23年2~5月に建てられる仮殿は幅22メートル、奥行き15メートル、高さ8メートルの鉄骨造り。面積250平方メートルの屋根には十数種類の植栽を施す。
デザインしたのは、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める建築家、藤本壮介さん(51)。記者会見に出席した藤本さんは「正面から見ると、建物というより、森が浮かんでいるイメージ。現代的でありながら、伝統と調和するものを、と考えた」と設計の意図を語った。【桑原省爾】