「全国旅行支援」年明け以降も継続…割引額の上限は7000円に引き下げ

国土交通省は25日、12月下旬までとしていた国内向けの観光需要喚起策「全国旅行支援」を年明け以降も継続すると発表した。割引額の上限は、飲食店などで使えるクーポン券と合わせて7000円とし、現行の1万1000円から引き下げる。
現在の割引額の適用は12月27日宿泊分までで、年末年始は除外する。年明けの再開時期は、新型コロナウイルスの感染状況を見極めた上で判断する。
旅行代金の40%としている現在の割引率は、年明けの再開時に20%に縮小する。割引上限額は、公共交通機関を利用する旅行商品が8000円から5000円に、それ以外は5000円から3000円に引き下げる。平日用クーポン券は3000円分から2000円分に縮小する。
斉藤国土交通相は25日の閣議後記者会見で、「観光は回復しつつあるが、コロナ前の水準に戻っていない。しっかり支援をしていきたい」と述べた。