3年前に大阪市立大学病院で、全身麻酔で骨折の手術をした男性への処置を怠り、男性が一時心肺停止になっていたことがわかりました。男性は今も意識不明です。 病院などによりますと、2019年に当時の大阪市立大学病院で、右手首を骨折した男性(当時79歳)が全身麻酔で手術を受けた後、鎮静薬などを投与されました。男性は容態が急変して一時心肺停止になりましたが、心拍などを測る機器が繋がれておらず、医師が看護師に“多めに投薬したこと”を説明していなかったことから発見が遅れたということです。男性は今も意識不明です。 (男性の長男(53)) 「どうにかして隠し通そうとする姑息なやり方。それに怒りを1番覚えていますね」 病院の内規では、重大な医療事故は「報道機関等を通じて公表する」としていますが、ホームページ上での掲載に留まっています。