23年の共通テスト「コロナで不受験」救済なし 療養期間の短縮受け

永岡桂子文部科学相は29日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの影響により、来年実施する大学入学共通テストを受けられなかった受験生への救済措置は講じないと明らかにした。政府が感染者の療養期間などを短縮しており、本試験(1月14、15日)と追試験(同28、29日)の両方を受けられないことは想定しにくいためとしている。
今年1月の共通テストでは、オミクロン株の感染急拡大を受けて、両方とも試験を受けられなかった受験生に対し、各大学が個別に実施する試験で合否を判定するよう全国の国公私立大に要請した。
ただ、文科省は今年、共通テストを受けずに個別試験に回った受験生が19大学で延べ24人にとどまったことや、政府が感染者の療養期間や濃厚接触者の待機期間を短くしたことなどから、来年は救済措置を継続しないと決めた。追試までの2週間で、大半は受験が可能になるとみている。
一方、無症状の濃厚接触者について、条件付きで別室受験を認めるなどの措置は続ける。【深津誠】