東京都立大教授の宮台真司さん(63)が同大キャンパス(東京都八王子市)内で襲われて重傷を負った事件で、現場から逃走した容疑者とみられる男が事件後、キャンパス北側の住宅街を歩く姿が防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。最寄り駅とは反対方向で、警視庁がその後の足取りや逃走手段を捜査している。
捜査関係者によると、学内の防犯カメラの解析では、男は事件後、現場の約100メートル先にある「中門」付近から敷地外へ走り去っていた。中門は閉鎖されており、脇にある植え込みを乗り越えたとみられる。
さらに周辺の防犯カメラを調べたところ、キャンパスから北に数百メートル離れた住宅街のカメラに、同一人物とみられる男が歩く様子が映っていたという。
宮台さんは11月29日午後4時10分頃に講義を終え、駐車場に向かう途中に背後から男に襲われ、首や後頭部、両手など10か所以上を切りつけられた。講義は週1回で、警視庁は男が宮台さんの予定を把握していた可能性があるとみている。