19歳の男 殺人未遂やひき逃げなどの疑いで逮捕

11月、能代市で交通違反の取り締まりをしていた警察官が急発進した車にひきずられ大けがをした事件で、警察は殺人未遂やひき逃げなどの疑いで19歳の男を1日、逮捕しました。
殺人未遂と公務執行妨害、それにひき逃げの疑いで逮捕されたのは、県北部に住む19歳の男です。
能代警察署の調べによりますと男は11月12日の午前6時10分ごろ、能代市柳町の国道101号と市道の交差点に赤信号にもかかわらず車で進入したため警察官から職務質問を受けました。
その後、男は職務質問を逃れるために、殺意をもって車を急発進させ警察官をおよそ20メートルにわたって引きずり、そのまま走り去った疑いがもたれています。
引きずられた男性警察官は頭蓋骨を折るなど全治2か月の大けがをしています。
警察は目撃証言や車の特徴などを手掛かりに捜査を進め、1日午後、男を逮捕しました。警察は男の認否を明らかにしていません。
事件のおよそ25分後、現場から直線距離で15キロほど離れた八峰町八森の国道101号沿いの崖下に車が転落する事故が起きました。
事件を起こした車と転落した車は同じ車両とみられ、警察が引き続き、関連を詳しく調べています。