山形、天童両市で認定こども園などを運営する学校法人「清風学園」(山形市伊達城)が、山形県や両市の補助金が含まれた運営資金で複数の高額ギターを購入していた問題について、両市は9日、同法人のこども園など4施設への給付金を1年間減額する行政処分を行ったと発表した。
両市によると、減額する期間は来年1月から1年間で、山形市は約1000万~1500万円、天童市は約1650万円分の給付金を減らす見込みという。
両市は8月下旬から、子ども・子育て支援法などに基づき、同法人が運営する施設に立ち入り調査を実施してきた。処分の理由として、〈1〉園に必要のない備品や物品を購入し続けた〈2〉ギターなどの購入目的について副理事長が虚偽の説明をした〈3〉購入した備品などを証明する書類の提出と報告に応じなかった――の3点を挙げた。
両市は法人に対し、不当に支出されたギターの購入費など計約2980万円を施設側に返還することや、適切な備品管理、保護者・職員への説明会の開催などを指導した。
山形市の佐藤孝弘市長は「必要な事項について指導し、園の運営の適正化を促していく」、天童市の山本信治市長は「監査で把握した事実を踏まえ、是正・改善を厳正に指導していく」とそれぞれコメントした。