寺田前総務相ら9人を告発 公選法違反など疑い 広島の有権者ら

総務相を辞任した自民党の寺田稔衆院議員(64)=広島5区=の「政治とカネ」を巡る問題で、広島県の市民団体のメンバーらが14日、寺田氏や寺田氏の妻、事務担当者ら計9人について政治資金規正法違反(虚偽記入)や有印私文書偽造・同行使、公職選挙法違反(買収)の疑いで広島地検に告発した。
3通の告発状によると、「自由民主党広島県第5選挙区支部」と「寺田稔呉後援会」は2018~21年分の政治資金収支報告書で、別の支出を隠蔽(いんぺい)するため、寺田氏の妻に事務所の家賃として年120万円ずつを支払ったと記載し提出▽「寺田稔竹原後援会」が19~21年分の収支報告書で、故人の名前を会計責任者欄に記入し、宣誓書に押印して提出▽寺田氏と21年衆院選の出納責任者は公示日の10月19日に、広島5区の地方議員と元議員計11人に選挙運動に対する報酬として計6万8100円を支払った――などとしている。
寺田氏の「政治とカネ」を巡る問題では東京地検にも告発状が提出されている。【根本佳奈、安徳祐】