筑波銀行(本部・茨城県つくば市)は20日、40歳代の男性行員(死亡)が顧客の預金約4746万円を着服していたと発表した。同行は顧客と親族に謝罪し、被害金額を全額弁済することで示談が成立した。
発表によると、男性行員は、水戸営業部と取引がある顧客の同行と他行のキャッシュカード計3枚を持ち出し、2018年5月から22年9月にかけ、186回にわたって計約6746万円を引き出し、うち約4746万円を私的に使い込んだ。
9月14日に顧客の親族から同行に問い合わせがあり発覚した。男性行員は同日を最後に出勤しておらず、その後、死亡が確認された。同行が調査したところ、男性行員の口座履歴から外国為替証拠金取引(FX取引)や暗号資産(仮想通貨)取引といった投機性の高い取引や、金融機関への借金の返済などに使っていたことがわかった。
同行リスク統括部は「行員がカードを持ち出すのは就業規則で禁じられている。事件の発生を厳粛に受け止め、再発防止に向け内部管理態勢を強化・充実させる」と話した。