五輪汚職事件の高橋被告、車いす姿で保釈 組織委元理事、保釈保証金8000万円

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部に受託収賄罪で4回起訴された大会組織委員会元理事の高橋治之(はるゆき)被告(78)について、東京地裁は26日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は8千万円で、即日納付された。検察側は不服を申し立てず、同日夜、勾留先の東京拘置所(東京都葛飾区)から保釈された。
紺色のスーツにネクタイ姿の高橋被告は午後7時26分、拘置所職員に車いすを押され、車に乗り込んだ。8月17日に紳士服大手「AOKIホールディングス」側から現金を受け取ったとして逮捕され、4カ月以上勾留されていた。
関係者によると、高橋被告は現在も否認している。地裁は体調なども考慮し、証拠隠滅や逃亡の恐れはないと判断したとみられる。
特捜部は、高橋被告が5つの資金提供ルートで計約1億9800万円の賄賂を受け取ったと認定している。
高橋被告の弁護人が11月中に2回保釈請求したが、東京地裁はいずれも却下。弁護人は今月23日、3回目の保釈請求をしていた。