松野博一官房長官は26日午前の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の領海に中国海警局の公船が22日から25日まで、過去最長の72時間45分にわたって侵入したと明らかにし「誠に遺憾であり、受け入れられるものではない」と強く非難した。
中国公船は22日に2隻が侵入。その後に別の2隻が新たに領海に入り、残っていた2隻が退去するなど交代する形で領海に居続けた。松野氏は公船について「22日から領海に侵入し、日本漁船に近付こうとする動きを見せ、その後25日までに順次領海から退去した」と述べた。
松野氏は今年の中国公船の尖閣周辺の活動について、26日現在で領海侵入は28件、接続水域内での航行を確認できた日数は331日に上ると指摘。「こうした尖閣周辺での活動が相次いでいることは極めて深刻に考えている。緊張感を持って尖閣周辺の警戒監視に万全を尽くすとともに、中国側に対しては冷静かつ毅然(きぜん)と対応していく」と述べた。【村尾哲】