【ラサール石井 東憤西笑】#135
いよいよ今年もあと少し。このコラムも年内最後の回である。といっても1週間もすればまた同じように続いていくわけで、だから年が変わるといっても普通の毎日の連続に過ぎない、という人もいる。でもまあやっぱり年があらたまるとこれまでの一年をチャラにして心機一転新年からはという気になる。
今一番今年のことをチャラにしたいのは岸田首相ではないだろうか。安倍氏銃撃事件でパンドラの箱が開き、統一教会問題が噴出し、なんとか内閣を一新して対応したが、今度は閣僚の不祥事が相次いで辞任ドミノ。内閣支持率は急落。さらにここに来て秋葉復興相を事実上の更迭、そして問題山積みの政務官杉田水脈議員も更迭した。
いや遅いよねえ。この人。なんでもっと早く決断できないんだろう。そもそも何につけても、この人の意思ってものが感じられない。誰かの指示に従っているだけなのかなって疑ってしまう。
「聞く力」とは自分の周りの人の意見を聞く力のようで、国民の声を聞く力ではないらしい。
安倍さんも一等最初は頼りがいのある感じに見えていたが、そのうち無知で無教養だとバレて、人間的には空っぽだとわかった。菅さんも権謀術数には長けていたが、自分のやりたい事はなかった。そして岸田さんも理知的な容姿とは裏腹に、実は中身は空っぽなのではないのか。
なんと日本は3代の長きにわたって、空っぽ元首によって治められてきたのだ。その初代の安倍氏が残した負の遺産が、円安、不景気、統一教会、そして杉田水脈だ。このいびつな怪物は完全な差別主義者であり、保守ムラの男共の代わりに、自分たちが言えない極端な意見を発する広報係だ。だから一切謝罪はしない。上からのお墨付きがあるからだ。
岸田氏は能力があるというが、この発言に対する対応や態度を見れば、そもそも人間としての能力に欠けていることは明白。「彼女の発言は差別ではない。事実だから」と擁護する呟きがあったが、何を言う。LGBTもアイヌであることも事実だ。それをあげつらうのが差別なのだ。
(ラサール石井/タレント)