免疫回避能力が高い「BQ・1」増加、第7波主流「BA・5」は5割切る…東京のコロナ感染

東京都内の新型コロナウイルス感染者のうち、昨夏の第7波で主流だったオミクロン株の「BA・5」の感染者が全体の5割を下回り、同株の新系統への置き換わりが進んでいることが、5日に公表された都の資料でわかった。新系統はワクチン接種などで獲得した免疫を逃れる能力が高いとされ、都は警戒を強めている。
都によると、BA・5への感染が疑われる感染者の割合は、昨年7月中旬から10月上旬までは全体の9割以上を占めていた。その後、徐々に減少し、直近1週間(昨年12月20~26日)では44・9%まで下落した。
一方で、オミクロン株の新系統の割合は徐々に上昇。BA・5から派生した「BF・7」疑いが22・4%、「BA・2・75」疑いが9・3%、「BQ・1・1」疑いが8・4%となった。
国立感染症研究所が昨年末に公表した全国の推計では、「BA・5」の割合は昨年12月20日時点で50%にまで低下。代わりに「BA・2・75」や「BQ・1」などに置き換わりが進む可能性が指摘されている。
特に「BQ・1」は感染を防ぐための免疫を回避する能力が高いとされる。厚生労働省の助言機関は「感染者の増加につながりやすいとの指摘もあり、感染状況を注視していく必要がある」としている。