堂にらみ「鬼じゃ鬼じゃ」 炎と煙の攻防 太宰府天満宮「鬼すべ」

災いを払い、福を招く年始恒例の神事「鬼すべ」が7日夜、福岡県太宰府市の太宰府天満宮であり、多くの参拝客が勇壮な火祭りを見守った。
氏子が鬼を退治する燻手(すべて)と鬼を守る鬼警固(けいご)などに分かれ「鬼じゃ、鬼じゃ」と声を上げながら鬼が籠もる鬼すべ堂に参集。積まれた松葉とわらに点火されると、たちまち大きな炎と煙が立ち上った。
燻手が大うちわで堂内に煙を送り込んで鬼を追い出そうとすれば、鬼警固は板壁を打ち破って煙を外に逃がそうと応戦し、炎と煙の攻防を繰り広げた。最後に神職と氏子会長が鬼に煎り豆を投げ、卯杖(うづえ)で打って退散させた。【桑原省爾】