東京メトロ硫酸事件、男に懲役6年求刑 検察側「極めて危険な犯行」

東京メトロ南北線白金高輪駅(東京都港区)で令和3年8月、知人男性の顔や手に硫酸をかけて負傷させたなどとして傷害などの罪に問われた花森弘卓被告(26)の論告求刑公判が11日、東京地裁(野村賢裁判長)で開かれた。検察側は懲役6年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は2月28日。
検察側は、被害男性は顔などに後遺症を伴う傷害を負っており「極めて危険で、悪質な犯行」と指摘。精神鑑定の結果、被告には一定の障害が認められ、これが犯行に及ぼした影響が小さくはなかったことなどを考慮しても「刑事責任は相当に重い」とした。
起訴状によると、被告は令和3年8月24日夜、白金高輪駅構内で男性の顔や腕などに硫酸をかけ、全治約3カ月の重傷を負わせたなどとしている。被告は犯行後、沖縄県に逃走。事件から4日後に身柄を確保された。検察側は被告に対し、3カ月間の鑑定留置を実施。責任能力に問題はないと判断して起訴した。