「日本が力持たねば拉致解決ない」 有本恵子さん63歳、父の明弘さん心境

北朝鮮に拉致された有本恵子さん=拉致当時(23)=が12日、63歳の誕生日を迎え、父の明弘さん(94)が神戸市長田区の自宅で報道陣の取材に応じた。拉致から40年が経過したが、「親だから『助けたい』という気持ちは誰よりも強い」と心境を語った。
例年、バースデーケーキや手料理を準備して誕生日会を開催。3年前に妻の嘉代子さんが94歳で亡くなって以降もケーキの購入は続けているが、誕生日会は開いていないという。最近は明弘さん自身も高齢で健康に不安があり、約1年前から外出時には車いすが欠かせなくなった。
明弘さんは「(拉致問題は)国家の力と力の問題。日本が力を持たなければ解決はない」と語気を強め、政府に北朝鮮への毅然(きぜん)とした対応を求めた。
恵子さんは23歳だった昭和58年、英国に留学中に欧州で北朝鮮に拉致された。