東京狛江の強盗殺人、広域強盗グループ関与か…千葉で逮捕の男のスマホから被害者住所

東京都狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、千葉県で起きた別の強盗致傷事件に関与したとして県警が逮捕した男のスマートフォンに大塩さん宅の住所が記録されていたことが捜査関係者への取材でわかった。関東地方では今年に入り、手口の似た強盗事件などが相次いでいる。警視庁は狛江市の事件に広域の強盗グループが関与しているとみて捜査している。
捜査関係者によると、千葉県大網白里市のリサイクルショップに今月12日夜、客を装った男2人が押し入り、70歳代の男性店長に暴行を加え、何も取らずに逃走した。県警は翌日、この事件に関与したとして20歳代の男を強盗致傷容疑で逮捕。男のスマホを解析したところ、大塩さん宅の住所を記したデータが見つかったという。
県警から19日午後2時45分頃に情報提供を受けた警視庁の警察官が同5時過ぎに大塩さん宅を訪れ、家族とともに室内を確認し、地下1階の廊下で顔から血を流して倒れている大塩さんを発見した。
大塩さんは両手首を結束バンドで縛られていた。検視の結果、顔に外傷があり、左腕を骨折していたという。警視庁は20日に司法解剖を行い、詳しい死因を調べている。
遺体発見時、玄関の鍵は開いており、住宅の1階と地下1階は棚の引き出しが荒らされるなど、物色された形跡があった。
大塩さんは息子夫婦と孫2人との5人暮らしで、事件当日は朝から家族は外出していた。付近住民が午前10時半頃に自宅前を歩く大塩さんを目撃しており、警視庁はその後に事件に巻き込まれたとみている。
関東地方では今年に入り、千葉、茨城、埼玉、神奈川、栃木の5県で、複数の男が住宅に押し入り住人を縛って金品を奪う強盗事件などが計7件起きていた。