厚生労働省は23日の感染症部会で、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げた場合の論点整理の議論を始めた。出席した専門家からは、5類移行に肯定的な意見が大勢を占めた。部会は次回27日の会合で意見をまとめる方針。政府はこれを踏まえ、早ければ週内にも移行時期などを決める方向で調整している。大型連休前後の「5月1日」や「5月8日」を軸に検討している。
23日の会合では、5類移行に向け主に①医療費の公費支援などを含めた患者対応のあり方②病床確保など医療提供体制の方法③感染動向などを調べるサーベイランス(監視)の方法④マスクや手洗い、「3密」回避の取り組みなどといった基本的な感染防止対策のあり方――の4点について議論した。
出席者からは「感染者が増加すれば、入院を必要とする高齢者は増加する。高齢者への対策については段階的に解除することが望ましい」といった意見や「現場が混乱することがないよう、財政措置も含めて十分な調整、移行期間が必要だ」などの意見が寄せられた。【村田拓也】