大阪モデル、コロナ5類移行で廃止 吉村知事意向「前提変わる」

大阪府の吉村洋文知事は25日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」へ引き下げられれば、感染状況を示す府の独自基準「大阪モデル」を廃止する考えを示した。5類扱いになれば、患者への入院勧告が不要となり、大阪モデルの指標の軸となっている病床使用率を把握する必要がなくなることなどが想定されるためという。
吉村氏はこの日の定例記者会見で、「大阪モデルは、未知で非常に危険性の高いウイルスがどういう状況にあるのかを府民と共有するもの。5類になれば、前提が大きく変わる」と説明した。
大阪モデルは新型コロナ第1波が襲来していた2020年5月、吉村氏の肝煎りでつくられた。信号機のように「赤・黄・緑」の3段階で感染状況を示し、府民に注意を呼び掛けてきた。病床使用率が高い現在は、非常事態を意味する赤信号が点灯している。
岸田文雄首相は20日、新型コロナの扱いについて、国民に行動制限を求めることができる「2類相当」から、季節性インフルエンザ並みの5類へ今春に移行する考えを表明している。【石川将来】