今季最強寒波、「ラニーニャ現象」が一因か…偏西風蛇行で寒気流入しやすい状況に

今季最強の寒波となったのは、日本付近の上空を吹く偏西風が平年より南に蛇行し、北極付近からの寒気が流入しやすい状況になったためだ。気象庁は、世界に異常気象をもたらす「ラニーニャ現象」が一因とみる。
南米ペルー沖の海面水温が平年より低い状態が続くラニーニャ現象の影響で、温かい海水が押し出され、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇。一帯で積乱雲が発達し、偏西風を蛇行させたとみられる。
この結果、24日夜には、近畿、中国地方の上空約5000メートルには氷点下36度以下、関東地方には同30度以下の強い寒気が流れ込んだ。いずれも平年より10度ほど低いという。
日本海で発生した雪雲は発達した状態のまま山を越え、近畿地方の平野部にも雪を降らせた。25日朝にかけての24時間降雪量は、京都市で15センチ、大津市で14センチ、和歌山市で6センチ、神戸市で4センチを記録した。
同庁によると、寒波のピークは西日本から次第に過ぎつつあるが、週末にかけて再び冬型の気圧配置が強まる可能性があるという。