強い冬型の気圧配置の影響で、28日は北日本から西日本の日本海側を中心に降雪が続いた。気象庁は29日も寒気が強い状態が続くと予測し、雪崩や路面の凍結による交通障害、農業施設への被害に注意するよう呼び掛けている。
鳥取市佐治町では28日朝、大雪に伴う倒木などの影響で国道482号が通行できなくなり、358世帯798人が一時、孤立状態となった。鳥取県によると同日午後5時に緊急車両が通行できるまで復旧した。体調を崩した人やけが人はいないという。
気象庁によると、28日午後5時現在の各地の積雪は、新潟県妙高市123センチ▽兵庫県香美町110センチ▽長野県小谷村108センチ▽鳥取県智頭町70センチ――など。
29日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、東北70センチ▽北陸60センチ▽北海道と近畿50センチ。東北、北陸、近畿地方では警報級の大雪となる恐れもある。【益川量平、小坂剛志】