宮台さんの講義日に下見か 自宅におの、自転車酷似

東京都立大キャンパスで昨年11月、教授の社会学者宮台真司さん(63)が襲われ重傷を負った事件で、昨年12月に死亡した容疑者とみられる無職の男(41)=相模原市南区=が事件の1週間前に自転車でキャンパス周辺を訪れ、下見をした疑いがあることが1日、警視庁捜査1課への取材で分かった。この日と事件当日は宮台さんの講義がある日だった。同課は男が予定を把握していたとみて調べている。
捜査1課によると、男の自宅は母屋と数百メートル離れた別宅に分かれ、別宅から長さ30センチのおのが見つかった。血痕はなかったが、凶器の可能性がある。男は日中、両親のいる母屋で過ごし、別宅で就寝していた。