日刊まにら新聞記者に聞く容疑者の評判『グッドガイ』の一方「あまり話すと殺される」

各地で相次いだ強盗事件。現在、フィリピンの入管施設に収容されている4人の容疑者の捜査が進んでいます。現地で取材をする記者に話を聞くと、容疑者の羽振りの良さから、『グッドガイ』という人もいたということです。 一連の強盗事件においては、指示役として「ルフィ」「Kim」などのアカウント名が使われていたことがわかっていますが、その指示役とされ捜査が進められているのが、フィリピンの入管施設に収容されている4人の日本人容疑者です。 現地時間の1月31日未明に収容所で行われた“抜き打ち”の持ち物検査で押収されたものの中には、トランプにライター、さらに10台ほどのスマートフォン、ノートパソコンも確認できます。日本人4人のうち1人からはiPhone6台が押収されました。 4人のうちリーダー格とも言われるのが渡辺優樹容疑者(38)です。 収容所に入る前の渡辺容疑者は首都マニラにあるコンドミニアムの1室を使っていたとみられます。家賃は日本円で18万円ほど、部屋にはベッドルームが3つあります。またマニラの夜の街にも姿を見せていたといいます。 (渡辺容疑者が通っていた飲食店スタッフ) 「(Q名前わかりますか?)ワタナベユウキ。私たちはヤクザだと思っていた」 (渡辺容疑者が通っていた飲食店スタッフ) 「(Q会うたびにプレゼントをあげていた?)はい、ネックレスとかかばんとか。本当に優しい」 現地で取材をする日刊まにら新聞の竹下友章記者によりますと、渡辺容疑者の羽振りの良さをこう話す人もいたと言います。 (日刊まにら新聞 竹下友章記者) 「例えば、今日スタッフ何人?と聞く、ハウメニースタッフ?って、3人だったら1000ペソ1000ペソ1000ペソって配るんですね。こちらの1000ペソというのは紙幣の中で一番金額が大きいものですから、日本で言うと1万円くらいの感覚がありますね」 その羽振りの良さからこう呼ばれていました。 (日刊まにら新聞 竹下友章記者) 「彼はグッドガイ、全部現金で払う、キャッシュで払う。クレジットカードを持てない、あるいは持つことによって足がつきますから」 『グッドガイ』という評判の一方でこんな証言も…。 (日刊まにら新聞 竹下友章記者) 「彼はもう捕まったんですか?っていうのを結構確認された。あまりペラペラしゃべったら殺される。ヒーウィルキルミーっておっしゃっていましたが、そういう懸念を表明される方もいましたね」