リニア工事の死傷事故で書類送検 業務上過失致死の疑い、岐阜県警

岐阜県中津川市のリニア中央新幹線瀬戸トンネルの工事現場で2021年10月、作業員2人が死傷した崩落事故で、岐阜県警は1日、業務上過失致死の疑いで、作業主任者の男性(50)と現場代理人の男性(53)を書類送検した。
事故は21年10月27日午後7時20分ごろに発生。発破後に掘削先端部に近づいた男性作業員=当時(44)=が、崩れた岩石に巻き込まれて死亡した。助けようとした現場代理人も骨折の重傷を負った。
県警は、危険な場所に作業員を立ち入らせないなどの対応を取っていれば事故を防げた可能性があったと判断したとみられる。