トレーディングカード店に押し入り、カード約５４０枚を奪ったとして、警視庁捜査３課は、建造物侵入と窃盗の疑いで、フィリピン国籍で千葉市若葉区、建設作業員、レイノーソ・ジェイ・ロニー被告（２７）＝窃盗罪などで起訴＝と、横浜市青葉区の土木作業員、手塚学被告（２５）＝同＝を再逮捕した。捜査３課によると、トレーディングカード店を狙った窃盗事件が相次いでおり、関連を調べている。
再逮捕容疑は、令和４年８月１７日、東京都千代田区のトレーディングカード店に侵入し、ポケモンカードなど、高額で取引されるトレーディングカード約５４０枚（計約２６６０万円相当）を奪ったとしている。盗まれたカードの最高額は５９万円だった。２人はいずれも容疑を認めている。
捜査３課によると、４年８～１２月で、都内でトレーディングカード店を狙った同様の事件を６件把握。同課は別のカード店からカードを奪ったとして、今年１月、両容疑者を含む男３人を窃盗などの容疑で逮捕した。
レイノーソ容疑者は「闇バイトに応募した」と供述しているといい、同課は、他にカードの回収役や指示役がいるとみて、関連を調べている。