ベラルーシの病院での臓器移植を無許可であっせんしたとして、警視庁生活環境課は9日までに、臓器移植法違反の疑いでNPO法人「難病患者支援の会」(東京都目黒区)の理事菊池仁達容疑者(62)=横浜市都筑区=を逮捕した。警視庁への取材で、菊池容疑者が、ベラルーシへの「医療ツーリズム」で必要な移植費用の相場の2倍に当たる金額を患者側に要求した疑いがあることが分かった。
菊池容疑者は肝硬変を患った男性の親族に「検査結果がぎりぎりの数値だから早くした方が良い」などと早期の渡航を勧めたとされ、生活環境課は、多額の費用設定など勧誘の経緯を詳しく調べている。
同課によると、ベラルーシの医療観光サイトには、医療目的や観光を組み合わせた「医療ツーリズム」で肝臓移植をした場合、日本円で現金約1600万円の費用が必要だと掲載されている。
菊池容疑者は無許可で40代男性の親族に移植を勧め、渡航や移植の費用名目で3300万円を法人の銀行口座に振り込ませ、ベラルーシの国立病院で肝臓を移植する手術を男性に受けさせた疑いがある。