都心のど真ん中とも言える、東京・新宿区のビル解体工事中に爆発が発生。約730世帯が停電する事態となった。
事故の一報を受けて、取材班は現場へ。
すると薬局の電気は消え、店の中は真っ暗になっていた。 近所の人は、当時の様子について「ドッカーンって短い音なんですけど、すごい音がして、それと同時にすぱっと停電になってしまいました」と話した。
13日午前11時すぎ、東京・新宿区信濃町のビル解体現場で爆発が起きた。 直後に撮影された写真をみると、消防隊員や警察官が現場を調べているのが分かる。
警視庁によると、爆発したのは「変電盤」と呼ばれる電気施設で、作業員は「電源を切ろうとしたところ爆発した」と話しているという。
作業員にけがはなかったものの、事故の影響で周辺の700世帯以上が停電。大きな影響が出た。
現場の隣の「信濃町眼科クリニック」を取材すると、懐中電灯等を用いて作業にあたっていた。
このクリニックでは、レーザーを使った目の手術の直前に停電したという。
信濃町眼科クリニック・酒井英樹医院長: 手術中に(停電して)大変な事態にならなかったことが、ちょっとホッとしている
そして、この取材中…
信濃町眼科クリニック・酒井英樹医院長: あ、今、復旧しましたね。良かったです
クリニックの電気が復旧した。
しかし、停電が続いた場所も少なくなかった。
停電した青果店「山長」では、冷蔵庫や冷凍庫の電気も止まり、商品が傷んでしまうことを心配していた。
青果店「山長」・渋谷薫店長: (扉を)開けないようにしています。できるだけ(温度)保たなければいけないので
停電が全て解消したのは、事故発生から約3時間後の午後2時過ぎのことだった。 警察と消防が爆発の詳しい原因を調べている。
(「イット!」2月13日放送)