山上徹也被告の弁護人が準抗告、大阪拘置所への移送に不服

安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(42)の弁護人は14日、山上被告の大阪拘置所への移送を不服として、奈良地裁に準抗告を申し立てた。
弁護人は、山上被告が大阪拘置所に収容される合理的な理由はないと指摘。その上で「遠方の拘置所に収容することで、被告との接見交通が容易でなくなり、弁護活動に支障をきたす」とし、勾留場所は奈良拘置支所であるべきだと主張している。
奈良県警は14日午前、奈良地検による指揮のもと、地裁の同意を得て、山上被告を奈良西署から大阪拘置所に移送した。準抗告が認められれば、山上被告は奈良西署へ戻るという。