オミクロン対応ワクチン頭打ち 接種開始から2年、今後は年1回

国内で新型コロナウイルスワクチンの接種が始まってから17日で2年となる。昨年秋からのオミクロン株対応ワクチンは、年明け以降接種率が伸びず、40%台前半で頭打ち感が出ている。専門家は今後インフルエンザのように年に1回打つ体制に移行する方向で議論。政府は今年3月上旬にも新方針を示す見通しだ。
政府は昨年9月からオミクロン株対応ワクチンの接種を始め、希望者への年内完了を目標に自治体の体制を強化した。12月の1カ月間で国民の接種率を19.2%から35.0%まで上昇させたが、今年に入ってからは伸び悩み、2月16日公表値で43.2%となっている。