【速報】“ヒゲ隊長”佐藤氏「米国にとって脅威の段階が格段に上がる」 北ICBM

佐藤正久元外務副大臣は、19日の「日曜報道 THE PRIME」に出演し、18日の北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)発射を受け、「アメリカにとって脅威の段階が格段に上がる」と指摘した。
北朝鮮が発射したICBM級の弾道ミサイルをめぐっては、19日朝に北朝鮮メディアが「火星15」型の発射実験を行ったと発表した。
直後の番組に出演した佐藤氏は、北朝鮮の発表が「仮に正しいという仮置きで言えば」としたうえで、「まさに実戦配備、大量生産という段階に『火星15』も、『火星17』も両方とも入ったと言える」と指摘。
「今まで(射程)約1万km以上と言われた『火星15』が今回、1万4,000km(超の射程となり得るとみられる)となれば、『火星15』であれ『火星17』であれ、アメリカ全土を射程に入れるということになる」として、「アメリカにとっては脅威の段階が格段に上がると思う」との見方を示した。
さらに佐藤氏は、2月の北朝鮮の軍事パレードで、「火星17」型の移動式発射台11基が確認されているとして、「火星15」型については、「発射台の車両は、もっと数がある。アメリカが一撃で全ての車両をたたくことは難しい」と指摘した。
そして、「北朝鮮から報復がされるというくらい、ICBM級の移動式を多く持つということを示唆するので、脅威のレベルが一段、上がったと思う」と述べた。