「かっぱ寿司」初公判で無罪主張 前社長の営業秘密不正取得

回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を運営する「カッパ・クリエイト」(横浜市西区)の前社長田辺公己被告(46)=不正競争防止法違反罪で公判中=が別会社に在職中、営業秘密を不正取得したとされる事件で、同法違反の罪に問われた法人としてのカッパ社側と社員の大友英昭被告(43)側は24日、東京地裁(平出喜一裁判長)の初公判でいずれも無罪を主張した。カッパ社は山角豪社長が出廷した。
カッパ社の弁護人は「(田辺被告の持ち出したデータが)営業秘密に該当することを否認する」と述べた。
田辺被告は「はま寿司」の親会社で事業推進本部長などを務め2020年11月、カッパ社へ移った。