文部科学省と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、昨年4月に始めた宇宙飛行士選抜試験に諏訪理さん(46)と米田あゆさん(28)が合格したと発表した。諏訪さんは世界銀行上級防災専門官、米田さんは日本赤十字社医療センター(東京)の外科医。飛行士候補としてJAXAに入り、飛行士となるための訓練を約2年間受ける。東京都内で記者会見し、米田さんは「道のりは簡単ではないが、可能であれば月に行きたいと考えている」と話した。
米国からオンラインで参加した諏訪さんも「大きな責任を負うことになったという感覚だ」と話した。出身は茨城県つくば市。米田さんは京都市出身。