佐賀県鳥栖市の住宅で9日、両親を刃物で殺害したとして、福岡市に住む大学生の長男(19)が殺人容疑で逮捕された事件で、長男が「9日の日中に車で鳥栖市の実家を訪れた」との趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。また、九州大は10日、長男が同大の学生であると明らかにした。
県警の発表などによると、長男は9日、鳥栖市内の実家で、50歳代の父親と40歳代の母親を刃物のようなもので切りつけるなどして殺害した疑い。
県警はスマートフォンの位置情報などから、9日午後10時50分頃、実家から約130キロ離れた山口県長門市内のコンビニ駐車場にいた長男を緊急逮捕。車から3本の刃物を押収した。長男は「ナイフで刺したことは間違いない」と供述しているという。