17日、北海道八雲町沖で、ホタテ漁をしていたインドネシア人技能実習生の男性が、漁網を巻き取るドラムに巻き込まれ死亡しました。
死亡したのは、北海道八雲町の落部漁協に所属する漁船「第三十七優功丸」で作業をしていた26歳のインドネシア人技能実習生の男性です。 男性は17日午前10時ごろ、八雲町落部沖の船上で、片づけの作業をしていた際に、漁網を巻き取るドラムに体を巻き込まれ、病院に搬送されましたが死亡しました。
海上保安庁によりますと、当時、船には、男性のほかに、日本人の船長と他の技能実習生2人が乗っていて、男性以外の3人はドラムの反対側で、ホタテを海に入れる作業をしていました。 男性は一人で片づけの作業をしていましたが、同じ船で作業をしていた船長や他の技能実習生が男性の悲鳴を聞き、駆け付けたところ、男性がドラムに巻き込まれていたということです。 片づけの作業では本来、ドラムが動くことはなく、船長から男性にドラムを動かすような指示はしていなかったということです。 海上保安庁が、当時の詳しい状況を調べています。