ソニー もみ殻由来の炭素材料「トリポーラス」で水中のウイルス吸着を確認

ソニー もみ殻由来の炭素材料「トリポーラス」で水の浄化への取り組み進める(参照:Watergen USA 車内で飲料水を作り出すシステムを開発)
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ソニーはもみ殻から生まれた天然由来の多孔質カーボン素材「トリポーラス」の量産技術を確立、有効活用できる可能性を模索中である。ソニーが特許を取得した独自の微細構造により、世界中で年間約1億トン以上排出されているというもみ殻を再利用しようとしている。廃棄される余剰な資源を再生活用することは、持続可能な社会への取り組みの1つとして注目されている。
「トリポーラス」は、無数の微小な穴を持つ多孔質構造をしており、その穴で周囲の物質を吸着するという特徴を持っており、すでに消臭効果が実証され製品として実際に活用され始めている(ロート製薬社製 ボディウォッシュ「デ・オウ」)。多孔質構造で物質を吸着するという仕組みは活性炭と同様だが、活性炭では吸着が難しいとされていたたんぱく質や菌、ウイルスなどもトリポーラスでは吸着が可能だという。
ソニーはトリポーラスの微細構造の活用法を模索しており、このほど同社の実験で、水中のウイルスの吸着や、文化財を腐食させる原因菌(ガス)を薄める効果なども認められたという。なかでも水中のウイルスの吸着は、実社会での汎用性が高いとみられ、浄水器の浄水フィルターやエアコンのエアフィルター、食品製造工場における食品加工用水のろ過や、工場排水の水処理装置用フィルターなどでの活用が期待される。