【肉声入手】京都タリウム殺人 完全黙秘の容疑者が知人に明かしていた「彼女の死後に宇多田ヒカルで号泣」「20万円の“弔いシャンパン“」

昨年10月に、知人で大学生の浜野日菜子さん(当時21才)に猛毒のタリウムを摂取させ殺害したとして、3月3日、大阪府警に殺人容疑で逮捕された宮本一希容疑者(37才)。現在、完全黙秘を続けている宮本容疑者だが、彼の事件直後の“肉声”を入手した。
そもそもタリウムの致死量はわずか1gだというが、無味無臭で水に溶けやすく、混入に気づくのは難しい。ある捜査関係者は「タリウム化合物は毒劇物取締法で劇物指定されており、一般には入手困難で、彼がどのようにタリウムを手に入れたのかが捜査の焦点の1つとなっています。もう1つの大きな疑問は、彼が浜野さんを殺害した動機です」と語る。
宮本容疑者は、イベント企画会社の社長として「舞妓ビジネス」を手がけており、浜野さんは彼の会社でアルバイトをしていた。ただ、彼女が宮本容疑者と京都の高級飲食店を何度も訪れていたという証言や、2人は半同棲をしていたという情報もある。宮本容疑者は妻子ある身。2 人は不倫関係にあったのか――。
浜野さんの死後、宮本容疑者から彼女の存在を明かされたという知人が語る。
「浜野さんとは『久しぶりに真剣に交際している』と言っていました。結婚を視野に入れた交際をしていて、3か月ほど同棲をしていたと。彼女が亡くなったのは、新しい家に引っ越そうとしていた矢先のことだったそうです。ただ、亡くなるまで周囲の人には2人の関係を明かしていないとも話していました。いま思えば不倫だからなんでしょうね……」(宮本容疑者の知人)
彼女を亡くし、「見ていられないほど憔悴している様子だった」(前出の知人)という宮本容疑者。そんな彼の心を支えたのは、宇多田ヒカルの曲『初恋』だったそうだ。『初恋』はデビュー20周年の2018年にリリースされた楽曲で、杉咲花(25才)主演の人気ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)のイメージソングでもある。
「『初恋』の歌詞が、彼女亡き後の自分の境遇とぴったり重なるように思えて、何度も号泣したそうです。交際前には、『初恋』の歌詞を彼女に伝える形で自分の思いを告白したこともあったと振り返っていました」(前出・宮本容疑者の知人)
さらに、宮本容疑者は彼女の死を受け入れることができず、日々落ち込んで暮らしていたと知人には明かしていたが、逮捕直前にも超高額シャンパンを開けたり、高級店の貸し切りなどは続けていた。京都のみならず、全国の高級飲食店を頻繁に訪れるほどの美食家だったという彼は、お酒にもこだわりがあったようだ。宮本容疑者の知人が続ける。
「彼は大のお酒好きで、飲み始めると長いタイプ。日付が変わる頃には泥酔していることもしょっちゅうありました。特に好きだったのは、高級ワインやシャンパンでしょうか。彼女が亡くなった際にも弔いのために20万円ほどの高級シャンパンを開けようと言っていましたよ」
宮本容疑者は、捜査に対し黙秘を続け、雑談にも応じないという。