昨年10月の沖縄県うるま市議選、数え直しで当落が逆転 異例の当選者変更へ

昨年10月の沖縄県うるま市議選について県選管が今年2月に票を点検したところ得票の誤りが見つかり、当選者が入れ替わる見通しになったことが分かった。次点で落選していた伊礼正氏(69)の得票が、最下位当選とされた天願浩也氏(31)を1.803票差で上回った。数え直しで当選者が変わるのは異例。
10月の開票時の得票は天願氏が876.197票、伊礼氏が874票だった。約2票と僅差であることなどから伊礼氏が異議を申し立てたが、市選管は「事務は適正に執行されており、改めて確認するまでもない」と棄却。伊礼氏はこれを不服として昨年12月に県選管に審査を申し立てていた。
県選管の裁決書によると、数え直し作業では伊礼氏や天願氏らの立ち会いの下、似た名前の6候補者の有効投票などに重点を置いた。
点検で「疑義がある」とされた計6票について、判例などに照らした結果、他候補者の有効票から2票、無効票から2票の計4票が伊礼氏の得票として認められ、増減のなかった天願氏を上回った。
天願氏の当選を無効とする県選管の裁決に不服がある場合、裁決書交付から30日以内に高裁に提訴できる。市選管によると、裁判の有無や判決が確定するまでは、天願氏が現職の市議の身分を維持する。
天願氏は「弁護士と今後の対応を検討している」と話した。
(中部報道部・仲村時宇ラ)
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「なぜこうなったのか」逆転2氏、疑問と戸惑い 現職は退職し議員専念 沖縄県うるま市 |・・・ 沖縄県選管が昨年10月のうるま市議選の票を点検したところ当落が逆転し、次点とされていた伊礼正氏(69)が繰り上げ・・・www.okinawatimes.co.jp