京都府亀岡市と嵐山にかけての川を下る「保津川下り」の船が座礁し、転覆しました。警察によりますと乗っていた29人のうち、船頭の男性が死亡し、別の船員1人が行方不明となっています。乗船客25人と、ほかの2人の船員は無事だということです。船員の1人が、舵の取り方を誤った可能性があります。
午前11時半ごろ、京都府亀岡市の保津川で川下りの船が転覆したと通報がありました。
川下りを運営する「保津川遊船企業組合」によりますと船は定員30人で、外国人観光客を含む大人22人、子ども3人と船頭、それに船員3人の計29人が乗り、午前10時半すぎに出航後15分ほど下った、流れの激しい地点で座礁した後に転覆したということです。
消防によりますと、乗船客25人は全員救助されましたが、13歳から54歳までの女性9人が低体温症や打撲などで病院に搬送されました。全員軽傷だということです。
また警察によりますと、船頭の男性(51)が死亡。
別の船員(40)が川に投げ出されて流され、行方不明です。ほかの船員2人は無事でした。
組合は座礁当時の川の状況を「水量は通常の範囲で、風は強くなく、運航に問題ないと判断した」と説明。
船頭ら4人は、いずれもベテランだったといいますが、1人が舵の取り方を誤り、空振りしたことでうまく方向転換できず岩に衝突した可能性があり、警察は事件化も視野に捜査する方針です。